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毎年4月になると、ワシントンDCでは桜まつりが行われます。
アメリカの人々も、美しい桜の木の下を散歩するのが大好きなのです。

この桜の木をプレゼントしたのは…日本人でした。
明治時代、日米の友情の証として贈られた桜が、今もアメリカに美しく咲いているのです。
そして、アメリカが日本に「お返しの贈り物」として贈ったのが、
ハナミズキの花でした。
そう、一青窈さんが歌っている、有名な美しい曲に出てくる、あのハナミズキです。

やがて第二次世界大戦が起こり、日本とアメリカは敵国同士になりました。
日本にやってきた60本のハナミズキの木々の行方はわからなくなり、
今残っているのはわずか1本、東京都立園芸高校のものだけになりました。

一青窈さんが、あの名曲「ハナミズキ」を書いたのは、
2001年9月11日の同時多発テロ事件だったといいます。
この曲の中に
「可愛い君のね はてない夢がちゃんと終わりますように」
「君と好きな人が百年続きますように」
の歌詞があります。

これは、テロ事件や戦争で尊い命を奪われ、夢を叶えられないまま死んでしまった子供たち、
恋人を亡くしてしまった人達のことを思い、
「もう二度と戦争が起こりませんように」
のメッセージを込めて書かれたそうです。

このお話を聴いてから、私の「ハナミズキ」に対する思いは、全く変わってしまいました。

今、このブログに書いたことを、英語にし、
「ハナミズキ」の歌を英語で歌ったものを、You Tubeにアップしました。
皆さんも字幕を見ながら、ぜひ一緒に英語で「ハナミズキ」を歌ってくださいね。