4月19日、環境活動家グレタ・トゥーンべりさん(18歳)が、ZOOMで再び
世界の権力者を叱責するスピーチをしました。
“I don’t represent any financial or political interest. Nor am I a scientist.
All I can do is urge you to listen to and act on the science and to use your common sense.”
(私は経済や政治的権力の代表者でも科学者でもないので、
私にできることは、科学と常識に従って行動するように皆さんに促すことだけですが…)
と前置きした彼女は…
”It is the year 2021. The fact that we are still having the discussion
and we are still subsidizing the fossil fuel is a discgrace.
It is a clear proof that we haven’t understood the climate emergency at all.
…Especially the US, the biggest emitter in history.”
「もう2021年です。いまだにこの議論をし、人類が化石燃料に補助金を
出しているというのは、恥ずかしいことです。
気候が緊急事態にあることを何も分かっていない明らかな証拠です。
特にアメリカは、史上で世界一、CO2をたくさん排出しています」
”What I’m here to say is that unlike you, my generation won’t give up without the fight.”
「私がここにいて言いたいことは、あなた達と違って
私達の世代は戦うことをあきらめない、ということ」
How do you honestly believe that people in power like you will get away with it?
How long do you think you can igonore the climate crisis?
You still have time to do the right thing to save legacies.”
「あなた達のような権力を持つ人達が、なぜこのまま逃げ切れると思っているのですか?
気候の危機をいつまで無視し続けられると思っているの?
まだ財産を守るために正しいことをする時間はあるはずよ」
グレタさんのメッセージは、いつもながら、とてもはっきりしていますが、
私の塾の生徒さん達(小・中・高生)の間では、常に意見が3つくらいに分かれます。
①国連や世界に向けて、世界の環境のために言うべきことをはっきり言って、尊敬する。
②正しいことを言っているのはわかるが、このきつい言い方では生意気すぎて、大人に嫌われてしまう。
実は自分もそんなに好きではない。
③スピーチするだけでは地球環境は変わらない。グレタさんのような広告塔が、
具体的な行動(ゴミ拾い、植林など)をすれば皆が真似するので、彼女には具体的な行動をしてほしい。
・・・といったところでしょうか。
(①は小学生に多く、②と③は中高生に顕著です。②と③は厳密には同じかもしれませんが。)
グレタさんはワクチン不平等解消のための寄付もしています。
明日はその寄付についてのメッセージを紹介したいと思います。