パラリンピック開会式にて、力強いスピーチ

パラリンピック開会式にて、力強いスピーチ
Andrew Parson made a powerful speech in the Opening Ceremony of 2022 Winter Beijing Paralympics
実際のスピーチは、こちらのリンクから聴けます


https://www.youtube.com/watch?v=m8y6lUhKM_o&t=1s

パラリンピック会長のAndrew Parsons氏のスピーチを聞きました。
大変力強く、平和の大切さがぐっと伝わってくるスピーチでした。


~冒頭の言葉より引用~
”Tonight, I want to begin with a message of peace.
As the leader of an organization with inclusion at its core,
where diversity is celebrated and differences embraced,
I am horrified at what is taking place in the world right now.”

「今夜は、まず平和のメッセージから始めたいと思います。
多様性を祝福し、違いを大切にする精神をコアにした組織のリーダーとして、
私は今、世界で起きていることに恐ろしいショックを感じています」



“The 21st Century is a time for dialogue and diplomacy, not war and hate.”
「21世紀は対話と外交の時代であり、戦争と憎しみの時代ではありません」

ロシアとベラルーシの選手達は、パラリンピック前日までは
「国家代表でなく、中立的な選手としての出場は認める」とされていましたが、
その判断がひっくり返され、彼らは出場を拒否されました。
会長は「政治とスポーツは関係ない。追い返されたロシアとベラルーシの選手達も被害者だ」
と別のインタビューでおっしゃっていました。

複雑な情勢の中、パラリンピックで開会の挨拶スピーチをするのは、困難なはず。
しかしParsons氏の表情、話し方、声の出し方、言葉の選び方、立ち振る舞いから、
彼の平和への祈り、断固たる決意が伝わってきました。


※ところでParsons会長の話す英語は、知的で、流暢で、聞き取りやすいですが、
英語が第一言語ではないのかな…と思ったので、
どこの国の人か調べたら、ブラジルの方でした。
よく生徒たちに言いますが、「発音も大事だけど、話の中身はその100倍大事」だと思います。

★このニュースは、3/11(金)リリース予定の中学生用教材で特集する予定で、
現在執筆を進めています。